おすすめ映画

こんにちは!
不動産部のSです。
今回は久々に「おっ!」という映画を見つけたので、ご紹介したいと思います。

タイトルは【あなたの名前を呼べたなら】。
インドが舞台の映画です。

「なんだこのタイトル…どんな甘ったるい恋愛映画だよ!?」
「インド映画だし、また踊るのかな?」

なんて思いながら、とりあえず視聴。
・・・全然違いました。
ただの恋愛映画ではなく、『インドの階級社会』がメインのような、そんな映画。

インドの農村部では、1度未亡人になると、もう二度と嫁ぐことはできない。
そんな暗黙の決まりがある中で、未亡人の主人公ラトナと、ラトナをメイドとして雇っている雇用主のアシュヴィン。
2人は、同じ時を過ごしていく間に、段々惹かれ合っていきます。

…もうね、全てが自然なんです!
月9のように、「なんでこの人こんな奴を好きになったの…?」という事が一切ありません。
1つ1つのシーン全てにお互いを思いやる気持ちが感じられる。
階級の差、未亡人という圧倒的ハンデがある中で、相手に迷惑をかけたくないという葛藤…でも抑えられない気持ち。
2人がお互いを好きになった理由が「あぁ、わかるなぁ。」と思えます。
あと、ご主人はこれでもか!という位優しいです。

多くを語らない映画で、台詞数も圧倒的に少ないのですが、それがまた良い。
基本的にはこの2人の日常を遠巻きに映しているだけなので、人によっては物足りないかもしれません。

また、普段ラトナは、雇用主アシュヴィンの事を「Sir(ご主人)」と呼びます。
一介のメイドの身で、ご主人の名前を気安く呼ぶことなど出来ないのです。

ここが、タイトルの由来で、本来のタイトルは【Sir】なんだとか。
なんでもかんでも日本語に訳さなくても良いな、と思った瞬間でした。
…訳した方が、意外性を狙っていたら話が別ですが(笑)。

そんなこんなで、ラストは納得のシーン…とても綺麗に終わりを迎えますので、ぜひご覧になってみて下さい。

階級社会に苛立ちを覚えるシーンがありつつも、見終わった後はスッキリほっこりする、幸せ映画となっております!

それでは今回はこの辺で!
あなたの名前を呼べたなら